上 海  杭 州  北 京  広 州  深 セン  成 都  重 慶
 南 京
 蘇 州  大 連  瀋 陽  無 錫   西 安  天 津
 
  シェフは全て本場から  胡同で味わう本格派の貴州料理   大貴
 

厚手のダウンコートに身を包み、いつものように北京の古い街並み・胡同を歩いていると、灰色の世界の中で一際光るモダンなレストランを見つけました。周囲に歴史的建築物が多く残る東城区大興胡同に位置する「大貴」は、昨年夏にオープンした知る人ぞ知る隠れ家的貴州料理レストランです。

今、北京では四合苑を改造したレストランが人気を集め様々な料理店がオープンしていますが、今回訪ねたお店はシェフも調味料なども本場からという本格派です。今回も北京で女優活動を続ける松峰さんと共に伺いました。

静寂漂う胡同の中に、お店はひっそり佇んでいます
 

中国西南部の貴州省は、『天に三日の晴れ無し』という言葉があるように、高い山や深い谷が多く、雨や曇りの日が多い地域です。こちらの料理は少数民族の家庭料理を基礎に、お隣・四川料理の影響を大きく受けており、豊富な唐辛子や山菜を使った「酸っぱ辛い」味が特徴となっています。

 その本場の味が楽しめる「大貴」は、オーナーが“気の合う仲間とゆっくり好きなものを楽しみたい”との思いでつくられた空間です。外観は白を貴重としたシンプルなつくりで、細い間口をくぐり細長い廊下を進むと開放感溢れる中庭が広がります。その中庭を眺めながらの店内も、天井が高く広々としており、友人の家を訪れたようなリラックスした感覚で過ごすことが出来ます。

私たちはまず、中国南部で古来から親しまれている健康茶「苦丁茶(10元)」のほろ苦さに顔をしかめながら、お店のお薦めという、冷菜2品を注文しました。

「苦丁茶」を飲む松峰さんと。。健康に良い「苦丁茶」は、中国南部を中心に2千年以上も前から飲まれているそうです。
 

  「米豆腐(16元)」は、お米から作ったお豆腐に青菜の汁を混ぜて緑に着色したものに、お漬物、炒った大豆、葱、香菜、そして唐辛子と日本の“めんつゆ”に似た甘めのタレを混ぜた1品です。

以前私は、“消しゴム”を食べているのではないかというほど硬く噛み切れない米豆腐を食べた経験があり、今回恐る恐る口に運びました。しかしこちらは硬すぎず柔らすぎず丁度いい食感です。一方の「鶏絲蕨根粉18元)」は、まるで日本の藪そばのような外見で、喉越しもすっきり、つるつるっと頂きました。

 日本人にも馴染みのある味の冷菜2品ですが、徐々に唐辛子が効いてくるのでご注意を。辛いのが苦手な方は、「少なくしてください」と是非注文の際にお店の人に告げてください。

右は米豆腐 左が鶏絲蕨根粉
日本人の口に合う味付けです

 

  続いてはメインです。貴州料理は「酸魚湯」というタイ料理のトムヤンクンに似たスープが有名ですが、今回は人数も少ないので別のものをオーダー。「辛くないものを」との注文に、お店の人が薦めてくれたのは「遵蕨巴炒腊肉(32元)」でした。

日本でもお馴染みの山菜・蕨(わらび)は主に山の裾野などに生え、貴州省でも広く親しまれている食材です。蕨にはカリウム、鉄、ビタミンEなどが多く含まれ、高血圧の予防や免疫力増進、骨の形成などに効果があると言われますが、この蕨の粉末をお餅状に固めたものに、ベーコンと野菜を加え、塩コショウをベースに軽く炒めています。こちらは辛くないので安心して食べられました。モチモチっとした食感がたまりません。

メインの蕨巴炒腊肉 
ヘルシーなお餅を食べているような感覚です

 

また、もう一品「椒荷包蛋(20元 約300円)」を注文しました。こちらは、目玉焼き4個の上に、お皿から溢れだしそうなほど沢山の唐辛子ペースト餡がかかっています。ボリューム満点で、半熟卵とピリ辛餡との相性もバッチリです。

椒荷包蛋を白いご飯にかければどんぶり気分。

 

主食の「槽糟辣椒蛋炒(16元)」は、貴州特産の唐辛子ペースト“槽辣椒”を使ったシンプルなチャーハンですが、私たちにはとても辛く、またかなりのボリュームがあります。

チャーハンも酸っぱ辛い味付けです

 
締めのデザートですが、メニューにはそれらしきものが記載されていません。甘いものは「主食」のカテゴリーにある「?品蜜?煤(28元)」のみ、という事だったのでそちらを頼みました。しかし出てきた姿に正直驚きました。

“ドーン”という形容がぴったりな特大サイズで、実際持ち上げてみるとどっしりとした重さが感じられます。胡同で冬に暖房の為に使われる練炭にそっくりです。しかし味はそれなりで、蜂蜜の上品な甘さが口の中に広がります。食感も柔らかく、結構な量をいただきました。

ただ「甘い土を食べている」という感覚はぬぐいきれませんが・・・ 繊細な外見を好む日本人からみると、きっと「もう少し頑張ろうよ」、そう応援したくなる一品です。

  

極品蜜煤(28元)
驚きの外観です

 

さて、今回は健康に良い食材が多く使われている貴州料理を楽しみましたが、今回わたくし吉川すみがお薦めする幸せな一品は・・・「遵蕨巴炒腊肉(32元)」です。モチモチっとした食感にお箸が止まりません。酸っぱ辛いが特徴の貴州料理の中でも、日本人の口にも合うのではないかと思います。

そして、お店に出かけられる際は、デザートの「极品蜜煤」も是非。きっと話のタネになりますよ。

 
キャスター 吉川すみ

 NHK静岡放送局勤務後、フリーランス。北京五輪キャスターを目指し2004年9月より北京在住。現在日中関係の研究を行いながら、情報誌でのインタビューやテレビ番組の企画制作に関わる。また慶應大学在学中には準ミス日本に選出される。
 
旧正月は爆竹が解禁された北京の街で過ごしました!迫力満点で中国のお正月は盛り上がりますね。


貴州料理 大貴http://55china.net/main.html?id=761

  北京市東城区交道口大興胡同69号TEL:010-6407-1800
非常に分かりにくい場所にあります。交道口を南下し、大興胡同に入ると100mほどで公安局(警察署)東城区分局が見えてきます。お店はそのすぐ隣です。

 

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>

検索項目の一覧 運営会社 個人情報取扱いについて  利用規約  スタッフ募集  お問い合わせ リンクについて 無料検索コード
Copyright: (C) 2005 55china.net All Rights Reserved.