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故宮の北、中国美術館近くの胡同にある“劉宅食府”に伺ったのは金曜の夜、お店は順番待ちのお客さんが列をつくるほどの賑いでした。広々とした店内は、北京の伝統的建築様式・四合院を改造したもので、料理好きのオーナーが長年の主婦経験と経験を重ねて作り上げた料理の数々を味わう事ができます。

北京料理は、宮廷料理の流れと周辺の地域の料理が一体化して作られており、寒く乾燥する土地柄、油を多く使った濃厚な味付けの料理が多いのが特徴ですが、こちらでは油を少なめに作られているとの事、期待が膨らみます。
私たちは、まずスープ・(12元)を注文しました。

(gedatang)は、日本でいう“すいとん“で、小麦粉を主食として用いる中国東北部で広く親しまれている一品です。は小麦粉を水でこねて豆粒ほどの大きさにしたもので、この他ホウレン草、トマト、白菜、溶き卵などが入っており、味付けはあっさりコンソメ味と塩コショウがベースとなっています。仕上げに使われる少量のごま油がまろやかな香りを放ち、食欲をそそります。食感はとろ〜っとしており、食べ応えのあるスープでした。は、時間が経つごとにスープを吸って大きく膨らむので、熱いうちにどうぞ。

店内は地元の人を中心に、外国人の姿もチラホラ。常に大賑わいです。
(gedatang)
 

続いては、名物のナスのお肉巻き・劉宅茄子巻(22元)をオーダーしました。

茄子とお肉を巻き油で揚げたものに、醤油ベースのタレがたっぷりとかけてあります。茄子自身の甘みが引き立っており、また下に敷き詰められたぴりっと辛い玉ネギが全体の味を引き締めていました。こちらは、むかし母親が作ってくれたお弁当のおかずを思い出させる懐かしい味がしました。

ナスのお肉巻き
 
劉宅巻もご覧の通りボリュームたっぷり。店員さんの笑顔と共に。
その他、北京ダック(全てセットで78元)、きのこ類をトロッとあんかけ風に炒めた什菌素(26元)、特製サラダ(12元)などを注文しましたが、どれも濃すぎない味つけで、レベルの高い品ばかりです。
ライターとしても活躍中、友人あきちゃんとお店に向かいました。
専用の釜で焼かれる北京ダックは、専門店に引けをとらない味です。
 

それでは、今回も食べすぎた私・吉川すみがお薦めする「幸せな一品」は・・・


こちらのお店のものは野菜も多くヘルシーで、食が進みます。しかし具のは、時間が経つごとに胃の中でも膨らんでくるので、くれぐれも食べすぎにはご注意を。私は食後、お腹がいっぱい過ぎて苦しくなりました。
お酒のメニューも白酒を中心に豊富に揃っています。沢山食べても1人30元ほどとリーズナブルなので、皆さんも地元の人で賑う店内で、仲間とワイワイ、幸せなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

締めのデザートには、杏仁豆腐(3元)を注文しました。こちらは、”牛乳寒天”といった味わいで、とってもあっさりした味わいでした。サイズも大きすぎず、食事の後でもつるつるっと美味しく頂けます。

内モンゴル出身の店員さんは、大きな目が印象的。
 
キャスター 吉川すみ

 NHK静岡放送局勤務後、フリーランス。北京五輪を前に2004年9月より北京在住。現在日中関係の研究を行いながら、情報誌でのインタビューやテレビ番組の企画制作に関わる。また慶應大学在学中には準ミス日本に選出される。
最近、東直門近くの「減肥(ダイエット) 針治療、10回で160元」の看板が気になってたまりません。


劉宅食府   (北京家庭料理)http://55china.net/main.html?id=5390

  北京市東城区美術館東街 蒋家大院8号  北京銀行前の細い路地を入るとすぐ
 TEL:010−6400−5912

 

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